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私大医学部を受験する皆さんは、一般選抜の出願シーズンを迎えます。医学部受験において、「志望理由書」は単なる提出書類ではありません。多くの受験生は学力試験の準備に目が向きがちですが、実際の合否判定には、志望理由書と面接が密接に結びついており、両者が大きな役割を果たします。今回はその重要性と、志望理由書が面接にどのように影響するのかという切り口で詳しく解説します。
医学部入試では、知識や学力だけでなく「医師としての適性」や「人柄」も重視しています。しかし、面接の限られた時間だけで受験生の背景や価値観を理解しきることは困難です。
そこで大学が参考にするのが志望理由書です。文章には、
などが自然と表れます。
面接官はまず「その人がどのような人柄なのか」、「どのような考えを持っているのか」を志望理由書から読み取り、面接での質問内容や方向性を決めていきます。
実際に多くの大学の面接では、面接官が志望理由書を手元に置き、記載内容をもとに質問をします。面接は志望理由書の延長線上にあるとも言えるのです。
たとえば、理想とする医師像や大学の志望理由が明確に書かれていれば、面接での対話が深まり、説得力が増しますし、自身の経験や医師になる動機が整理されていれば、質問に落ち着いて答えられるでしょう。反対に志望理由や医師になる動機が表層的で浅く曖昧な内容だと、言葉に詰まり、面接官の不信感につながることもあるでしょう。
つまり、志望理由書を丁寧に仕上げることは、面接対策の第一歩と言っても過言ではありません。
なお、志望理由書はプリントアウトするなどして、必ず手元に残すようにしておきましょう。面接対策でも出願した大学の志望理由書を見ながら対策をすることが効果的です。
医学部は入学後も学びの連続であり、卒業までに6年間かかります。大学側が重視することの1つは、困難な状況でも学び続けられる「覚悟」と「継続性」です。面接では、志望理由書をもとに次の点が確認されます。
これらは、面接で一から説明しようと思っても簡単には語ることはできません。志望理由書に整理された言葉があるからこそ、本番で自分の考えを落ち着いて伝えられるのです。
志望理由書を作成する過程は、自分自身の原点と向き合う作業です。
こうした問いに対して考え、その答えを言語化しておくことで、面接での発言が自然と一貫性をもちます。結果として、
志望理由書を丁寧に書くことは、最も実践的な面接対策なのです。
志望理由書は、医学部受験における重要な発信ツールであり、面接の方向性を決める地図のような存在です。そして、
これらを一貫して語るための”土台づくり”でもあります。
志望理由書を書くことは、面接に強くなるための最も確実なステップです。これから取り組む皆さんには、ぜひ自分の言葉で丁寧に作り上げてほしいと思います。
「どのように書けばいいのか分からない」という方は螢雪会メディカルまでお気軽にお問い合わせください。会員の方は添削も受け付けてます。出願締切ギリギリにならないように、ゆとりをもって準備しましょう!