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軽視してはいけない!医学部の小論文・面接対策

  • 2025年11月13日

医学部受験というと、多くの受験生はどうしても学科試験の勉強に意識を集中させがちです。確かに、学力試験で一定の得点を取らなければ合格は望めません。
しかし、合否を左右するのは学力だけではありません。小論文や面接も医学部受験において決して軽視してはいけない重要な要素なのです。
では、その理由を見ていきましょう。

「知識」だけでは測れない部分を評価する試験

小論文や面接では、単なる知識量ではなく、医師としての資質が問われます。
医療現場では、患者さんと接する際やチーム医療で必要なコミュニケーション能力はもちろんのこと、倫理的な判断や冷静な意思決定も求められます。これらはテストの点数だけでは測れません。
そのため、大学側は小論文や面接を通じて、「人として」どのような考え方を持っているのか、そして「医師として」ふさわしい人物なのかを見ているのです。
つまり、将来医師になる者として、その適正を見極めるための試験とも言えます。

合否を分ける「最後の壁」

実際、学科試験で合格ラインに届いていても、小論文や面接の評価が低く不合格となるケースは少なくありません。
特に近年の医学部入試では、学力だけでなく「人物評価」も重視する流れが一層強まってきています。たとえば、一次試験の結果が合否のボーダーライン付近の複数の受験生のうち、面接での印象が良く、医学に対する熱意や誠実さが伝わった受験生が、合格を勝ち取るといったことがあります。
つまり、小論文や面接は「学力では差がつきにくい受験生同士の合否の決め手」となるのです。

ここまでで、小論文や面接が医学部受験の合否においていかに重要かがご理解いただけたかと思います。
では、その対策について見ていきましょう。

対策には「考え方の軸」を持つことが大切

小論文や面接で問われるテーマは、倫理観、医療や社会福祉についての問題、チーム医療など多岐にわたります。
どのようなテーマが出ても対応できるようにするためには、単なる「暗記」ではなく、自分なりの考え方の軸を持つことが大切です。ニュースや医療系の時事問題に触れながら、「自分ならどう考えるか」、「医師としてどう行動すべきか」を日頃から考え、言葉にする練習を重ねておくことが、確かな実力につながります。

学科と同じくらい、早めの準備を

小論文や面接は、直前に詰め込みで何とかなるものではありません。普段の思考習慣や表現力が反映されるため、早い段階から意識的に鍛えておくことが重要です。
小論文は出題形式がさまざまです。課題文形式、一行問題形式、ほかにも絵や写真を見て書かせる出題形式もあります。これらは大学によって異なるので、どの出題形式でも書けるように、練習を重ね、慣れておく必要があるでしょう。
また、面接では、受け答えの内容だけでなく、態度や表情、言葉遣いも評価の対象になります。日頃から誠実な姿勢で物事に取り組み、自分の考えを丁寧に伝える練習をしておくと良いでしょう。

まとめ

小論文・面接対策は、単なる「おまけ」ではなく、医学部合格に不可欠な柱の一つです。
学力試験の勉強と並行して、医療や社会についてのトピックにアンテナを張り、自分なりに考えをまとめ、それを自分の言葉で表現できるようにしておくことも、合格を手にするためにとても重要なことなのです。

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