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オープンキャンパスは1990年代後半頃から各大学で続々と実施されるようになりました。オープンキャンパスを実施する大学の目的は、より多くの受験生を確保したいということに加えて、入学後に発生する可能性のある「こんな大学には入りたくなかった」という学生とのミスマッチを防ぎたいということが一般的です。
ところで、私立大学医学部のオープンキャンパスは毎年7月頃から各大学で順次実施され、その一般的なコンテンツは以下のとおりとなります。
※ 各大学ともその特色を打ち出すために、このほかにも趣向を凝らした様々なコンテンツを用意しています。
このようなコンテンツに触れることができるのは、まさにオープンキャンパスのみなので、オープンキャンパスはその大学を知るための貴重な機会であると言えます。ですので、もちろんオープンキャンパスには行った方がよいということになります。
さらに、オープンキャンパスに行った方がよい理由はほかにもあります。
まずは、勉強に対するモチベーションがアップするということが挙げられます。実際に自分が志望している大学の校舎に入って、在学生や教員の方々の姿を見るだけでも、良い刺激を受けることができます。そして、もし彼らと個別に話をすることができ、「一緒に医学を学ぼう」とでも言われたら、勉強に対するモチベーションは最高潮にアップするでしょう。
また、このような体験は面接における大学の志望理由の1つに加えることができます。面接において「なぜあなたは本学を志望しているのですか」という問に対して、「パンフレットやホームページを見て憧れを抱いたからです」という答えでは弱いですよね。なぜなら、パンフレットやホームページは誰でも労なく参照することができるものだからです。では、次のような答えはどうでしょうか。「貴学のオープンキャンパスに出席させていただき、在学生や教員の方々のお話を伺うことができました。彼らのヤル気に満ち溢れた姿を拝見させていただき、私もその仲間に入ってしっかりと医学を学びたいと強く考えたからです」これは前者のものとは比べものにならない程の説得力がありますよね。
ところで、以前ある私立大学医学部の入試担当の方に「オープンキャンパスへの出欠が合否を左右することがあるのか」と伺ったことがあります。その答えは「左右することがある」とのことでした。その方がおっしゃっていたのは、「本学ではオープンキャンパスの出席者の氏名を記録している。オープンキャンパスへの出席は本学に関心があることの現れであるので、例えば、残り1名の合格者を決定する際には、オープンキャンパスへの出席者を優先している」ということでした。
以上をまとめると、オープンキャンパスに行った方がよい理由は以下のとおりとなります。
ご質問の方のお嬢さんは「時間がもったいない」から行きたくないとおっしゃっているとのことですが、お嬢さんに以上の4つの理由をお伝えいただき、何とかオープンキャンパスに行くように促すとよいと思います。ちなみに、オープンキャンパスには親子で出席される方や高校1・2年生で出席される方もいらっしゃいます。私のいる東大螢雪会からある私立大学医学部に合格された方の中に、高校1年時から1浪時まで連続4回出席した後に晴れて最終合格したという方もいらっしゃいました。