現代社会 日常学習
現代社会とはどんな科目か
私たちの住んでいる社会は、一番身近な家族や近隣社会、さらに市町村、都道府県、日本、アジア、世界と拡大する形で存在しています。その現代社会について、広い視野に立って、つまり倫理、社会、文化、政治、法、経済、国際社会など多様な角度から理解し、自己とのかかわりに着目して、現代社会に生きる人間としての在り方生き方について考察する科目が現代社会という科目です。
1.学ぶ範囲は教科書で確かめられる
現代社会で扱う範囲は教科書の目次で確認できます。その範囲内のすべての分野の重要事項を理解し、記憶することが求められます。そのため、まず勉強をするにあたっては、教科書の活用を薦めます。教科書はページ数が限定されているため、無駄なく必要な基礎的事項が記述されてあります。そのため、全範囲を短時間に効率的に知るのに教科書を通読することが最も近道です。その全範囲をマスターしましょう。
2.教科書は少なくとも3回は読もう
現代社会という科目で取り扱うものは幅広いうえに、それぞれが相互に関連しあっています。そのため、教科書を1回だけ読んでマスターしようとすることは無理です。少なくとも3回は通読することが必要です。
1回目では何を対象に論じているかについて、大まかに内容を掴むことを目標に通読しましょう。
2回目では精読しましょう。少しでも疑問な点があれば、資料集、用語集、参考書で内容を確認して徹底的に理解できるように努めましょう。
3回目はそれまでの内容を想起しつつ記憶することに努めて下さい。
3.暗記の前に理解することが大切
まず理解できることが先決で、理解したうえで記憶すべきです。
ただ言葉を記憶してもどう違うかという概念まで理解していないと意味がありません。入試では理解していないと解けない問題が出題されます。
要するに理解することが重要で、その上で記憶することがあるのです。また、理解できれば記憶の保持も持続するという利点もあります。もちろん、記憶すること自体も大切です。確かに、記憶だけを独自の課題として取り組む必要も入試近くになればあります。それでも、理解することが一番重要です。
そのため、世間で言われる「社会科は暗記科目だ」という見方は、ただガムシャラに暗記する科目だという意味なら間違いであると言えます。理解できないうちに暗記しても無駄だからです。