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朝日小学生新聞

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東大蛍雪会では、 朝日小学生新聞に「中学受験コラム」を連載させていただいております。
志望校合格を目指す小学生の生徒様が中学受験を乗り切るためのコラムです。

第169回 2020年9月:「9月の勉強法」

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東大螢雪会 朝日小学生新聞掲載
中学受験のためのコラム
(担当)東大螢雪会 学生講師

氏名:中野 友梨
現在の所属名:東京大学文科Ⅲ類2年
出身高校名:私立桜蔭高校
出身中学校名:私立桜蔭中学校
本文タイトル:9月の勉強法

2学期を迎え、中学入試に向けてさまざまな学校の入試問題などに自力で取り組む機会が増えるのではないでしょうか。今回は、自分で問題に取り組むときのポイントをお伝えします。

まず一番大事なのは、制限時間内に問題を解き終えるまでは誰とも話さずに精一杯取り組むことです。当たり前すぎるほど当たり前のことです。でも、家や塾などのテストとは違う環境で過去問に取り組んでいるときには、気が緩んでしまう人も多いのではないでしょうか。無意識に隣にいる人に話しかけてしまったり、口に出して考えてしまったりすることはないでしょうか。テストとは違う環境だからこそ、テスト以上に緊張感を持って取り組んでみましょう。その1回1回の積み重ねが身になって、テストで集中力を発揮できるようになります。

次に大事なのは、問題を解く順番や時間配分を自分で決めることです。国語の問題を例に取ると、論説文の方が難しいため、物語文よりも時間をかけて読むことが多いです。また、各大問の問題数の多さや文章の長さによっても、かける時間は全く異なります。志望校の過去問に取り組むときももちろんですが、そうではない中学の問題に取り組むときでも時間が足りなくならないように注意しましょう。早く正確に問題を解くことができれば、怖いものはありません。

最後に、答え合わせをした後にきちんと見直しをすることです。過去問などでいろいろな問題に取り組むのは、入試本番でより多くの問題に対応できるようにするためです。同じミスを繰り返さないために、なぜ間違えたのかはわかりやすくまとめておきましょう。

今回のコラムでお伝えしたことは、簡単なように見えても全てを完璧に実行するのは難しいと思います。しかし、このような当たり前のことを繰り返すことで、入試本番でも通用する実力を身につけることができます。10月、11月と進んでいくたびに、模試を受ける機会も増えると思います。きちんと復習を行えば、問題は解いた分だけ力になります。

受験まであと半年を切りましたが、無理のない範囲で頑張っていきましょう。