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呉 恵琳講師 <東京大学理科Ⅰ類2年> 9月分

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こんにちは。この頃はだいぶ涼しくなり、秋の気配を感じる季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日、中国湖南省の武陵源という世界遺産に行きました。武陵源といえば最も有名なのは奇岩の林立する独特の景観なのですが、今回はその付近にある黄龍洞という洞窟について紹介したいと思います。

黄龍洞は全長およそ13キロメートルとアジアの中でも最大級で、最初に発見した地元の人々が丸3日かけて探検したそうです。洞窟内は鮮やかにライトアップされており、縦横無尽に走る6キロメートル程のコースを歩くか、遊覧ボートに乗って観光します。

洞窟には、その成因によって色々な種類があります。例えば、富士山麓の氷穴や風穴は溶岩洞穴、江ノ島岩屋は海食洞に分類されます。黄龍洞は主成分の石灰岩(CaCO3)が二酸化炭素の溶けこんだ雨などによって浸食されてできた鍾乳洞です。化学を勉強している方にはお馴染みかと思いますが、鍾乳洞の形成過程は

CaCO3 +CO2 +H2O→Ca(HCO3)2

という化学反応式で表せます。なお、この反応は可逆的で矢印は左にも進みます。簡単に言うと、右に進むと溶食が進んで鍾乳洞ができ、左に進むと氷柱石(つららいし)や石筍(地面から生えてくる鍾乳石)ができます。

黄龍洞の鍾乳石は形の特徴的なものに名前がつけられていて、その中に「定海神針」という非常に細長いものがあるのですが、政府が目の飛び出るような大金をかけて保護したという中国らしいエピソードがあります。

さて、私事ではございますが、秋学期から建築学科への進学が決まりました。いよいよ好きな勉強ができると思うと、心が躍ります。キャンパスも駒場から本郷に変わるので、気を引き締めて頑張ろうと思います。それではまた来月にお会いしましょう。