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濱島 央 講師 <生物科>

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我が家では6歳の息子がカブトムシを飼っています(夢中になって世話をしているのは夫ですが)。

2年前に知人に分けてもらったのが始まりで、それ以来、夏になると、夜な夜なカブトムシのバトルが繰り広げられ、飼育箱は室内には置けないほど賑やかになっています。

今年は越冬していたカブトムシの幼虫4匹が5月中旬に蛹になり、6月初めに羽化しました。オスが2匹、メスが2匹。ベストバランスでしたが、メスが丸々太って立派な成虫だったのに対してオスのなんとも貧弱なこと。メスより体も小さく、角など1cmくらいしかない。最初見たときはメスかと思ったほどでした。

蝶の飼育は経験がありませんが、その一生の変化の中で一番神秘的なのは蛹が羽化する瞬間だと言います。それに対して、カブトムシの場合はやはり蛹化の瞬間でしょう。それまではあまり動かなかった幼虫が、この時ばかりは体全体を波打たせている。そして突然、背中が割れて白いカブトムシが姿を現すのです。特にオスの場合は蛹にも角が生えているので、幼虫からの変わりようは息を呑んでしまうほどです。

このような感動を味わうと、(メスなどは特に)太ったゴキブリにしか見えなかったカブトムシが身近な存在に思えます。興味も湧いてきて、もっと知りたくなります。その気持ちの積み重ねこそ、実は、「生物」という教科が好きになる早道なのだと私は思っています。

梅雨が明けた途端にセミが鳴き始めました。まるで梅雨明けを知っていたかのようです。少しだけ立ち止まってそんな生物達の営みに目を向けてみてください。思いもかけないドラマがあなたを待っているかもしれません。