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松田 淳志 講師 <東京大学大学院医学系研究科医科学専攻修士課程2年>

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これまで父から学んだ数多くのことの中で、「お前はつむじが右巻きだから前髪は右へ流せ。流れに逆らうな」の次に印象に残っている言葉がある。

父は宇宙や星が大好きで、庭でよく望遠鏡で星をみていた。僕は小さい頃、父になぜ天文関係の仕事に就かなかったのか聞いたことがある。

「大好きやから」と言っていた。

大好きなことだからこそ、その仕事を一生続けていけるんじゃないか。その時はそう思っていた。

僕が現在所属しているラボの教授は言う。「趣味とプロは違う。面白いと思いながらもproductiveでなければいけない」

イチロー選手は言う。「野球楽しんでますか?と聞かれるが、何も笑いながらやってるわけじゃないし、辛いこと、キツいことの方が多い。そう聞かれた時は、充実しているか?と問われていると置き換えている」

あと4年もすれば僕もいよいよ就職するんだろう。妥協・嫉妬・制限・駆け引きを背負いながらでも僕は一番好きなことに挑めるだろうか?

先に就職した同期は言う。「俺は好きなことを仕事にしたタイプやけど、締め切りとか人間関係とかもあるしな、思ってたのとはちがうわ」

先輩は言う。「仕事するために生きてるんかなー、俺は」

自分の将来にこんな不安を抱えているのは他人から見れば馬鹿らしいことなのかもしれない。それが社会に出るってことなんだよ!と一喝されるかもしれない。でも、一体、何のプロフェッショナルになることが自分にとって一番幸せなのだろうか。

要は俗に言うプロ意識を持てることが大切で、好きとか楽しいとかとは違った次元にプロは成り立っているのかなーなんて思ってもいる。言葉足らずでうまく伝えられないのが残念だが。

「大好きやから」

この言葉の意味は当時の僕にはわからなかった。今となっては意味は何となくわかったつもりだが、だからどうしたものかはわからない。

結局のところ精神論なのかもしれないし、結果論なのかもしれない・・・僕の頭が悪いのかもしれない。

ただ、今自分が歩いている道に後悔はない。