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森 文実講師 <東京大学文学部4年> 5月分

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こんにちは!GWも明け、ようやく夏の気配も感じられるようになってきましたね。大学では5/19~20に五月祭が開催され、その後はいつもの日常が戻ってきます。ここで、今回は私が現在所属している文学部日本史学研究室についてお話しようと思います!

そもそも東大の文学部はどのようなところなのでしょうか?他の学部と比べると、文学部は学部共通の授業が少なく、それぞれが所属する研究室毎に行動するイメージが強いのが特徴です。そして卒論の比重が重く、苦労する印象も強いです…

では、文学部の研究室の雰囲気はどのようなものなのでしょうか?研究室はすべて本郷キャンパスにあり、学部3年生以上の人たちが所属しています。駒場の前期教養とは異なり、哲学や仏文、そして日本史などそれぞれの専攻毎に細かく分かれ、その研究室のゼミに所属して研究を行います。ざっくり説明すると、前期教養(1~2年生)は広く浅く、文学部は狭く深くという感じです。

私の所属している日本史学研究室は規模が大きく、学部生は1学年25人ほど、修士課程や博士課程の先輩方も在籍しており、全体で80名を超える学生が所属しています。研究室全体でも蔵書点検やソフトボール大会などの行事がありますが、ゼミが時代毎(古代・中世・近世・近現代)に分かれるため、同じ時代を専攻する学生や先生方と過ごす時間が長くなります。

私の専攻している近現代史は、一般社会でも興味関心を持たれる方も多いせいか、専攻する学生も1番多く、年によっては学年の半数以上が近代専攻ということもあります。卒論で扱う時代もテーマも本当に人それぞれであり、ゼミでの学びや卒論の執筆を通して近代日本の政治から経済、文化、思想までを幅広く研究していきます。

高校で習う日本史と何が違うのかというと、私たちは「勉強」するだけでなく、「研究」する立場になるということです。中高生の皆さんは教科書などを使用して日本史を勉強し、試験ではそこで身につけた知識や思考を試されます。しかし大学の日本史では、研究書を読んで勉強するだけにとどまらず、それらの先行研究を批判し、史料を用いて実証的に研究することが求められます(上の写真は明治時代の史料です!筆で書かれた史料のため、辞書を使いながら文字を解読するのも一苦労なのです…)。大学に所蔵されている膨大な史料を使って研究することはなかなか難しく、ゼミでの発表や卒論等で悩むことも多いのですが、先生方や大学院の先輩方は非常に優しく、よく相談に乗ってくださいます。