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中野 友梨講師 <東京大学教養学部学際科学科3年> 5月分

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新年度になって早くも1ヶ月がすぎ、大型連休のゴールデンウィークも終わりましたが、どのようにお過ごしでしょうか。計画的に過ごせた方も、思うように過ごせなかった方も、次の長期休みに向けて今回のゴールデンウィークの過ごし方を見直してみるとよいでしょう。

 

さて、今回のコラムでは、私がゴールデンウィークに訪れた『メトロポリタン美術館展 西洋画家の500年』の感想を紹介します。

 

美術館を訪れたのは久しぶりだったのですが、高校時代の教科書に載っているような絵を実際に見ることができ、非常に心に残りました。絵が描かれた当時の政治・宗教的な背景や登場している事物の息遣いが感じられるようで、五感を使って芸術体験をすることの素晴らしさを感じました。

 

特に印象に残った絵は、下の写真にも表示されている、17世紀イタリアの最大の巨匠カラヴァッジョによって描かれた《音楽家たち》です。この作品はカラヴァッジョの最初のパトロンとなったデル・モンテ枢機卿のために描かれたもので、芸術を庇護したデル・モンテの館で行われた若者たちの音楽の合奏や演劇の様子が描かれています。それに加えて、絵の中にカラヴァッジョの自画像が描かれていたり、キューピッドが「音楽」と「愛」の寓意を表していると考えられていたりします。この絵に限らず、今回の美術館に展示されていた絵は、ただ美しいだけでなく、一つの絵から様々なことを読み取ることができる部分が非常に魅力的です。

 

芸術作品というと、独立した美しさであるように感じられますが、実は絶対王政の時代や啓蒙主義の時代など、世界史上の重要な動きに合わせて、政治的・宗教的な要素が絵にも含まれるのだということを再確認し、奥深さを感じました。

 

勉強においても、一つの要素を切り取って考えてしまうことがありますが、実は様々な要素が繋がりあっているということはよくあります。各教科間の繋がりや、日常生活と学んだことの繋がりを意識してみると、より勉強が楽しくなるのではないでしょうか。

 

今回のコラムはこのあたりで終わりにしようと思います。最後までお読みいただきありがとうございました!