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呉 恵琳講師 <東京大学理科Ⅰ類2年> 11月分

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朝晩の冷え込みが厳しくなり、日足もめっきり短くなってきました。つい先日にハロウィンが終わったかと思えば、クリスマス商戦に向けて準備をしているお店が早くも見受けられます。今は昔、ちょうどこの時期に受けた冠模試の数学で14点という点数を叩き出し、「この世に神も仏もあるものか」と嘆いた受験生がおりました(私のことです)。今回は、久しぶりに受験勉強のお話をします。
受験生だった高校3年の秋に、成績が伸び悩み下降気味になっていた時期がありました。いわゆるスランプです。この頃、私は東大の過去問演習ばかりしていました。今考えると、成績が下がったのはこの「過去問ばかり解いていた」というのが原因だったのではないかと思います。
過去問演習で点を取れるようになったからといって「実力がついた」と言えるのかといえば、必ずしもそうとは限りません。確かに「制限時間内で解ける問題をより多く解く」力はつけることはできます。これも入試には大事な力ではあるのですが、今の時点で点を取ることを意識しすぎると、それ自体が目的化してしまい、解きやすい問題ばかり選ぶことで思考がワンパターン化して、自分の知っている解法パターンでは解けないような問題に制限時間内に対処する力を失う危険性があります。このように、過去問ばかり解いていると、知らないうちに実力が落ちてしまうということが起こり得ます。
これを防ぐには、基礎知識の確認を並行してやることが最も効果的でしょう。この時期にもう一度基礎に立ち返ることは絶対に無駄ではありません。センター試験対策にもなります。また、本格的な過去問演習の前にしっかりとした基礎ができていれば安心です。私も、標準問題が解けたことが自信となり、それがスランプから抜け出すきっかけになったと覚えています。
スランプに陥らないのが一番ですが、いざという時に参考にしてみてください。