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呉 恵琳講師 <東京大学理科Ⅰ類2年> 10月分

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秋も深まってまいりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。「〇〇の秋」という言い回しをよく耳にしますが、秋以外の季節にはこのような表現をあまり使わないことを少し不思議に感じます。

秋は何をするにも気持ちのよい季節です。皆様にとって、〇〇には何が当てはまるのでしょう。食欲の秋、スポーツの秋、睡眠の秋、等々。受験生の皆さんはさしずめ「勉強の秋」になるかと思いますが・・・。私にとって秋といえば、「読書の秋」です。今回は私の考える読書の魅力について書こうと思います。

個人的に、本は安く・長く・一人でも気軽に楽しめるエンタメだと思っています。映画館にしろ、遊園地にしろ、エンタメ施設というのはそれなりのお金を払い、制約された時間の中で楽しむものです。だからこそ、そこで友人や家族と遊ぶことが「特別なこと」であり、やがて「思い出」になるわけです。その点、読書というのは基本的に一人でするものです。読者は自力で読破しなければならず、時には難しい語句や表現に翻弄され、挫折することもあります。しかし、どれほど時間がかかっても読者を待ってくれる点は、本の特長の一つです。また、文庫本なら1,000円弱のお金を払えば手に入れることができます。手に入れてさえしまえば、自分の好きな時にいつでも非日常の世界や、偉人たちの思考の世界を旅することができるというのも、とても素敵なことです。

最近の大学生はあまり本を読まないそうです。確かに、テレビやインターネットに比べると、情報を得るには色々な意味で非効率的な方法に思えます。およそ60年前に刊行されたレイ・ブラッドベリの『華氏451度』という作品があります。書物が禁止され、焚書が行われる世界を描いたSF小説なのですが、書物の禁止を支持する人々と、その存続の必要性を主張する人々がいて(もちろん後者が少数派)、両者ともに興味深い意見を持っています。ぜひ読んでみてください。

それではまた来月お会いしましょう。