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朝日小学生新聞

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東大蛍雪会では、 朝日小学生新聞に「中学受験コラム」を連載させていただいております。
志望校合格を目指す小学生の生徒様が中学受験を乗り切るためのコラムです。

第155回 2020年9月:「9月の勉強法」

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東大螢雪会 朝日小学生新聞掲載
中学受験のためのコラム
(担当)東大螢雪会 学生講師

氏名:田代 陽久
現在の所属名:東京大学理科Ⅰ類2年
出身高校名:私立東海高校
出身中学校名:私立東海中学校
本文タイトル:9月の勉強法

2学期を迎え、そろそろ過去問演習を本格的に進めていく時期に入ってきたのではないでしょうか。今回はそんな過去問との向き合い方についてお伝えしたいと思います。

まず前提として知っておいてほしいことは、今の段階で第1志望校レベルの過去問を解こうとしても、ほとんど解けないことがあるのは決して珍しくないということです。これまで受けた模試で志望校に対して一番上の判定、例えば合格可能性80%以上が出ていたとしても、「その模試の時点の学力で入試を受けた時の合格可能性が80%以上である」という訳ではありません。「その模試の時点でそのような結果を出せる人がそのまま入試本番までずっと努力するとしたら、合格可能性が80%以上になるだろう」という予測なのです。

したがって、今の段階で過去問を解いてみた結果が振るわなかったといって落胆することはありません。それよりも模試と同じく傾向を知ること、解けないところを知ることの方が重要です。苦手なのにもかかわらず頻繁に出題されている分野を見つけたり、その学校特有の考え方に慣れたりするためには、過去問より優れた教材はありません。

加えて、早い段階から第2志望以下の学校、いわゆる安全校といったレベルの過去問に触れておくことも重要です。最後の詰めの時期となるとどうしても第1志望校以外の対策はおろそかになりがちです。比較的余裕のある今のうちに数年分だけでも解いておくべきでしょう。

入試問題は学校からのメッセージだとよく言われます。どういう能力がある人を学校が求めているのか、それを理解することこそ、過去問を解く最大の意義と言えるでしょう。過去問は普通の問題集と比べて問題数が少なく、かといって何周も解いたらその価値は大きく低下します。つまり一回一回の重要性が段違いに大きいということです。その学校が求めるものを理解し、それを貪欲に身に着けようとする姿勢を忘れずに過去問を大いに活用してください。