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当会で活躍する講師たちは日頃どのようなことを考えているのでしょうか。 自らの指導法のこと、受験のこと、そして担当している生徒のことなど。 多忙なスケジュールに追われる彼らのコラムをご紹介いたします。

渡部 竜成 講師 <東京大学医学部医学科4年>

2010.04.20


今年も桜が綺麗でしたね。


東京では(少なくとも私が毎日眺めていた桜たちは)、満開の途端に生憎の雨でしたが、それでも力強く咲いている姿に感銘を受けました。無遠慮な雨に文句も言わず、ただ咲いてみせるという厳かさ、したたかさに憧れさえ抱きました。結局のところ天気も回復し、たくさんの花びらが、晴天のもとで美しい花吹雪となって旅立ちました。何かを成し遂げたからこその清々しさを感じました。雨に耐え頑張っている姿があったから、余計に心を打つのかも知れません。


当然のことではありますが、桜が花を咲かせるのは春だけで、それまでの間は春のために着々と準備を進めているわけです。夏には緑の葉をたくさんつけて日光を吸収し、厳しい冬も乗り越えます。これは受験勉強に似ていると思います。合格のその時まで、知識や技術、発想力等を積極的に吸収し、辛い時も耐え抜き、そうして最後にはサクラサク、というものではないでしょうか。どんなに大変でも、自分という木の咲く姿を心に描いてみれば、『もう少し頑張れるかも』と思えるのではないでしょうか。


天候に恵まれない事もあるかもしれません。出題形式が変わったり、直前にインフルエンザにかかってしまったり・・・。しかしそういった時でも、しっかりと育った幹は折れないものです。必死で耐え抜けば、じきに晴れます。

さて、桜が美しく咲くには手入れというのも疎かには出来ませんね。やたらめったら枝を出しても駄目なので、剪定という指針づくりが大切です。土に栄養がないのでは吸収出来ませんし、日が当たらなければ光合成もできません。栄養を蓄えるための環境が大切だと言えます。

私たちは、皆さんひとりひとりにとって最適の環境を整え、吸収すべき養分を提供するのが役目だと思います。また、合格に向けて効率的な努力ができるよう、よい指針を示すという役割もあります。もちろん、必要なものを吸収し、蓄え、花を咲かせるのは皆さんの仕事ですが、そのために私たちがお手伝い出来ることはたくさんあると思います。

四月になり、新しい一年間が始まりました。今年受験の方もそうでない方も、皆様が力強く咲き誇ることができるよう、『お手入れ』させて頂きたいと思います。一緒に頑張っていきましょう。

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