講師コラム

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当会で活躍する講師たちは日頃どのようなことを考えているのでしょうか。 自らの指導法のこと、受験のこと、そして担当している生徒のことなど。 多忙なスケジュールに追われる彼らのコラムをご紹介いたします。

2012.01.19
前田 深春 講師 <東京大学教養学部理科Ⅱ類2年>
 
2011.12.21
兼子 慧介 講師 <東京大学理学部4年>
 
2011.11.19
保田 竜太郎 講師 <東京大学教養学部文科Ⅲ類2年>
 
2011.10.20
古賀 光 講師 <東京大学農学部3年>
 
2011.09.20
坂本 康幸 講師 <東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻博士3年>
 
2011.08.20
相賀 彩織 講師 <東京大学教養学部理科Ⅱ類1年>
 
2011.07.20
杉本 大輔 講師 <東京大学教養学部文科Ⅱ類2年>
 
2011.06.20
居福 裕貴 講師 <東京大学工学部4年>
 
2011.05.19
西川 翼 講師 <東京大学農学部4年>
 
2011.04.20
馬場 彬 講師 <東京大学医学部医学科4年>
 
2011.03.19
藤川 学 講師 <東京大学法学部3年>
 
2011.02.20
松田 淳志 講師 <東京大学大学院医学系研究科医科学専攻修士課程2年>
 
2011.01.20
平井 結希 講師 <東京大学薬学部3年>
 
2010.12.20
山下 知大 講師 <東京大学教養学部理科Ⅰ類2年>
 
2010.11.20
豊嶋 ひとみ 講師 <東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程3年>
 
2010.10.20
杉本 隆庸 講師 <化学科・生物科>
 
2010.09.20
田中 健一 講師 <英語科>
 
2010.08.19
辻野 満 講師 <東京大学工学部4年>
 
2010.07.21
服部 和徳 講師 <東京大学法学部4年>
 
2010.06.19
土井 貴志 講師 <英語科>
 
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藤本 正厚 講師 <生物科>

2009.02.19


先日、新聞社に勤めている友人から立花隆著の「小林・益川理論の証明」という本を薦められた。ノーベル賞受賞の小林・益川理論とその検証のために作られた巨大加速器を取材し続け、科学朝日に連載していた立花隆氏が科学朝日の廃刊とともに中断していた記事を完成させてタイムリーな出版となったわけであるが、氏はその本の中で日本の科学ジャーナリズムのレベルの低さを怒っておられるそうな。いわく、マスコミは益川先生が英語が苦手であるとの話題、メダルを模したチョコレートを買ったことなどは盛んに書きたてたが、肝心の理論については全く解説していない、と。


そういえば、サイモン・シンやドナル・オシアのような仕事をしている日本人はいるのだろうか。いたにしても、もてはやされるのを聞いたことがない。また、高校の理科の教科書に先人たちの業績を詳しく解説してあるのを見たこともない。人づてに聞いたところではヨーロッパの科学教育では科学史、先人たちが何故そのような研究をし、どのように理論を構築していったかを教えるのに多くの時間を割く、とのことである。分野は違うが、私が趣味としているあるスポーツの英国人のコーチが、今使われている技術がどのように発達してきたか、アイディアがどのように生まれたかといった歴史、それに関わった名手たちの話を年月日をあげて語るのを聞いたことがある。科学に限らず、基礎理論にたいする日欧の意識の差かもしれない。


憶えることが勉強だと思ってしまう受験生が多く、そのことには教える我々にも責任の一端があるだろうが、ちょっと突っ込んで、もう少し深くわかろうとすればそこには意外なくらいスッキリと分かり易い世界が見えてくるかもしれない。


私もこの本にチャレンジしてみようと思っている。


 

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