講師コラム

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当会で活躍する講師たちは日頃どのようなことを考えているのでしょうか。 自らの指導法のこと、受験のこと、そして担当している生徒のことなど。 多忙なスケジュールに追われる彼らのコラムをご紹介いたします。

2012.04.20
原田 和治 講師 <東京大学薬学部3年> 4月分
 
2012.03.17
齋藤 里於奈 講師 <東京大学教養学部文科Ⅰ類2年>
 
2012.02.20
西田 耕太郎 講師 <東京大学教養学部理科Ⅲ類2年>
 
2012.01.19
前田 深春 講師 <東京大学教養学部理科Ⅱ類2年>
 
2011.12.21
兼子 慧介 講師 <東京大学理学部4年>
 
2011.11.19
保田 竜太郎 講師 <東京大学教養学部文科Ⅲ類2年>
 
2011.10.20
古賀 光 講師 <東京大学農学部3年>
 
2011.09.20
坂本 康幸 講師 <東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻博士3年>
 
2011.08.20
相賀 彩織 講師 <東京大学教養学部理科Ⅱ類1年>
 
2011.07.20
杉本 大輔 講師 <東京大学教養学部文科Ⅱ類2年>
 
2011.06.20
居福 裕貴 講師 <東京大学工学部4年>
 
2011.05.19
西川 翼 講師 <東京大学農学部4年>
 
2011.04.20
馬場 彬 講師 <東京大学医学部医学科4年>
 
2011.03.19
藤川 学 講師 <東京大学法学部3年>
 
2011.02.20
松田 淳志 講師 <東京大学大学院医学系研究科医科学専攻修士課程2年>
 
2011.01.20
平井 結希 講師 <東京大学薬学部3年>
 
2010.12.20
山下 知大 講師 <東京大学教養学部理科Ⅰ類2年>
 
2010.11.20
豊嶋 ひとみ 講師 <東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程3年>
 
2010.10.20
杉本 隆庸 講師 <化学科・生物科>
 
2010.09.20
田中 健一 講師 <英語科>
 
次へ> 
鋤本 幸司 講師 <英語科>

2010.03.20


僕は経済の話、ビジネスの話などはてんでだめで、チンプンカンプンです。大きな会社で働いている友人が多くいますが、その会社の名前や何の業種なのかも、ちっとも覚えられません。株や為替のニュースや、景気の変動の仕組みなども、ピンときません。ビジネスの世界は向いてないんですね。人には向き不向きがあります。


僕は何かを作るのが好きです。歌を作る事、物語を書く事、遊びを作る事。子供の頃はそんな事ばかりしていました。また楽器を作る人、家具を作る人、家を作る人。そういう人たちに対するあこがれや尊敬をずっと持っています。出来上がったものがその使命を全う出来るように、愛情を込め、時間をかけて、妥協せず丁寧に作りあげて行く。そういった職人さんの心意気を、僕は螢雪会で一人一人の生徒さんと向き合いながら、感じることがあります。

受け持ったばかりの生徒さんに、僕はよくバイオリンの話をします。

「バイオリンを作る時はね、切った木をすぐに組み立てたりしない。日陰で10年以上も寝かせるんだ。そうやってしっかり乾燥させた木で作ったバイオリンは、すごく長持ちして、引き込めば引き込むほどいい音で鳴るようになるんだよ」

伝えたいことはこういうことです。模試やテストでの結果を求めて、生徒も保護者の方も焦ります。でも、問題集を片っ端から解いて、長文を闇雲に読んで、表現を丸暗記して、早く結果を求めた生徒さんは、ある時点で伸びなくなってしまう。もったいないんです。何事にも順序があります。まず何より大事なことは、簡単な事をじっくり深く勉強する事。問題集も長文も後回しです。生徒さんも、初めは「こんな簡単なことばっかりやってていいの?」と言います。でもそのうち気づいてきます。あれ、よく考えると結構難しいな。奥が深いな。しめたものです。そうした勉強を熟成させてから、問題集を解き、長文を読みます。すると、本当に、その生徒さんの限界まで伸びる。それはもう面白いぐらいに伸びる。早く結果を求めた生徒さんよりも短期間で、遥かに良い結果が出てしまうのです。

「先生、僕自分でも驚いているんです。いつのまにこんなに英語がわかるようになったんだろうって」

末永く、豊かに鳴る人間を、育てていきたいものです。

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