当会で活躍する講師たちは日頃どのようなことを考えているのでしょうか。 自らの指導法のこと、受験のこと、そして担当している生徒のことなど。 多忙なスケジュールに追われる彼らのコラムをご紹介いたします。
鈴村 考史 講師 <数学科・化学科・生物科>
2010.02.23

先月の堀田講師のコラムに関連して、エアクラフトのお話を。
今年度の愛知医科大学の二次試験で、面接官がこんな質問をしたそうです。
受験勉強はそれほど難しいものではありません。必要なのは、絶対に志望校に合格したいというモチベーションです。私は、一講師として、飛行機をパラグライダーに改造する手助けをし、みなさんを目的地まで運ぶ追い風でありたいと思っています。
堀田 淳一 講師 <数学科>
2010.01.20
15年くらい前、北海道をバイクでツーリング中に偶然出会ったのがパラグライダー。
パラグライダーをやっています。そう言うと、「セスナから飛び降りるやつ?」、「三角形のやつでしょ」などの答えが返ってきます。「セスナから」はスカイダイビングで、「三角形」はハングライダー、まだまだパラグライダーの認知度は低いようです。
パラグライダーは、細長い楕円形のパラシュートのような構造をしています。これで山からテイクオフ(離陸)し、地上にランディング(着陸)するのですが、それだけではありません。上昇気流を捕らえ数千メートルの高度まで上昇したり、数十キロ離れた場所まで飛行することも出来るのです。また競技として、日本選手権やワールドカップなども開催されています。
フライトを安全に楽しむためには、グライダーをコントロールするテクニックも大切ですが、雲の動き、木の葉の揺れ方、煙の流れ方、鳥の飛ぶ様子などから空域の状態を予測する必要があります。のんびり浮かんでいるように見えるかもしれませんが、フライト中は結構忙しいのです。
北海道で初めてパラグライダーを体験した当時は、パラグライダーがこんなに奥行きのあるスポーツだなんて想像もしていませんでした。2年、3年と続けるうちに、その魅力に次第に気付き、ハマっていったのです。
さて、受験の世界では理系離れが進み、数学が嫌いな受験生も増えているようですが、数学も奥が深く魅力的な学問です。数学の学習も根気強く続けていけば、その魅力に気付き、受験勉強も楽しめるようになるかもしれませんよ。
原 廣 講師 <化学科>
2009.12.19
近づく大学入試に対峙するために、受験生のみなさんは必死の思いで孤軍奮闘していることでしょう。昭和38年に私は高校3年生でした。当時はそれなりに一生懸命勉強していましたが、特に将来何になりたいということもありませんでした。ただ、高度経済成長期であったこともあり、男子学生には特に理系がもてはやされていたので、自分の将来のことも深く考えずに工学部を目指しました。私は一年だけの受験勉強で既にうんざりしていたので、「工学部であるならばどこでもいいや、とにかく浪人はいやだ」と思い、浪人はしませんでした。今考えるに、はっきりとした自らの目的をもって受験勉強を続けているみなさんには本当に頭が下がります。
今日は若干、化学の勉強について誤解と偏見を恐れずに書いてみようと思います。初めて聞くような反応、知らない語句などが問題文に含まれていたり、やや難問といわれる問題であっても、問題文をしっかり読むことによって必ずと言っていいほど、その問題が以前に学習した基本事項の組合せからできていることに気がつくでしょう。すぐにその基本事項を自分の頭のなかの引出しから探し出し、この問題の解決に用いることができるでしょう。自分の中に多くの引出しを作ることが基礎学力の充実であり、その引出しを見つけ出し、応用していくことの訓練が問題演習だとおもいます。
また、問題をいかに速く解くかということが重要です。現象や反応をイメージし、簡単な図を描いて考えると、意外と混乱していた頭の中がすっきりと整理され、計算式なども簡単にできてしまうことが多いのです。問題集で勉強しているときは、正解か不正解かは解答で確認してもよいですが、それに至る解説部分は簡単に見ないほうがよいでしょう。なぜならば、もっと苦労する必要があるからです。苦労した問題ほど忘れないし、頭の中の引出しに入れておくことができるからです。
さらに、問題集の解答が受験に適しているとは限らないということも付け加えておきます。なぜなら、丁寧すぎて解答通りの方法で解答すると時間が非常に多くかかってしまうからです。むしろ、自分でより速く、もっと要領のよい方法を見出していこうとすることこそが学力向上に大いに役立つでしょう。そうすれば個性あふれた受験勉強になるかもしれませんよ。















